【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです R-18の3巡目
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738: ◆Nq0wl2Ysns[sage saga]
2021/11/15(月) 02:43:35.11 ID:+dsVNTvF0
ユレイ「うわぁああああああ……ぐすっ、ひぐっ、うぇええ…………!」

ブレイド「…………うーわ」

保健室の扉を開けるとベッドでワンワンと泣いている保険医が居た。

靴すら脱がずに身体を横にして、髪も顔もぐちゃぐちゃにしながら声を上げて泣くその姿はあまり見ていられるものじゃない。

ブレイド「あー……先生、ちょっと、先生?」

ユレイ「えー……? あー、ブレイド君……ずびっ……ごめんね、こんな姿見せちゃって……」

全くその通りだ、仮にも教員の泣き顔なんて見たくなんてない。だったらまだ酒に酔って顔を真っ赤にしている姿のほうが余程ましだ。

ブレイド「ああいや、別に気にしませんよ……ええと、大丈夫ですか?」

ユレイ「うぅ、大丈夫……じゃないわよぉ……わ、ワイズ君がぁ、ワイズ君がぁ!」

その名前を出すと同時にまたわーんと泣き出す。勘弁してほしい……。

……畜生、あの女装野郎。もし出会ったら一発ぶん殴ってやる……あいつが色々やってくれたせいで色々大変だこっちは。

ユレイ「わ、私のせいかなぁ! 私が、もっと、あの子の看病ちゃんと出来たら……もっとメンタルにも気を遣えたらあんな逃亡何て……っ、う、う、うぁあああああ…………!」

ブレイド「あーあー! 泣かないでくださいよ本当に! ほら! 顔ぐっちゃぐちゃですよ!」

ユレイ「だ、だってぇ……ぐすっ」

ブレイド「貴方は一人の生徒に対して真摯になり過ぎなんですよ、もっと気楽でいいんですよ気楽で……仕事中にも酒飲んだりしてるんだからもっと雑で良いんですよ雑で」

ユレイ「…………でも」

駄目だ、今の状態のこの人じゃどうなってもネガティブなほうに持っていかれる。というわけでプランAだ。

ブレイド「ほら、貴女に差し入れ持ってきましたからこれで気分転換してくださいよ。奢りですよ奢り、貴女の好きな言葉トップ5の奢りですよー」

ユレイ「うー……? あ、お酒……しかも私が普段飲まないようなの……」

ブレイド「自分へのご褒美ってことで、俺も付き合いますから」

泣き疲れて眠るよりも、酒に呑まれて眠ったほうがよほど気持ちがいいはずだからな。


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