【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです R-18の3巡目
1- 20
798: ◆25Q6KInx4xut[sage saga]
2021/11/23(火) 14:15:12.11 ID:V9HzL2yj0
フランはハルクから離れると、頭に刺さっている大きな2つのボルトを緩めていく。かきん、と制御限界のラインに到達したことを知った少女は、ガキン、と構わずボルトを回しきった。
大きな2つのボルトが地に落ちる。頭が垂れ下がり、俯いた少女は、地の底から響くような産声を上げて前を向いた。
目の前の獲物目掛けて、牙を剥く。

フラン「ガァァァアアアアアッッッ!!!」
ヘルト「うおおおおおっ!?」

とっさに大剣を振り下ろし斬り裂こうとするも、凶獣は手に刃が食い込むのも気にせずに握りしめ、敵の鎧ごと噛み砕くと言わんばかりに歯を打ち鳴らす。
あまりの変貌ぶりから思わず気圧されて地面を引きずりながら耐えていたヘルトは、平静を取り戻すと、やがて足に力を込めて凶獣の進行を止めた。
お互いに押しも押されず、聞こえるのは少女の唸り声と歯を打ち鳴らす音のみ。

ヘルト「フン、どうやら力は互角のようだな。だが、理性なき獣では理性ある人間に勝てぬと知れ!」
フラン「ガウッ!?」

ヘルトが脱力したことでバランスを崩したフランは一瞬大剣を掴む手を緩めてしまい、再度掴み直そうとするも、彼には一瞬で充分だった。
ばしゃりと。血飛沫が舞う。手を、腕を、胴体を大剣が通りすぎる。剣を振りかぶることはしない、零距離からの押し込み。しかし武術の理合を詰め込まれたその一撃は、刃も弾丸もはじきうる100%状態の凶獣の肉を分断した。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/308.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice