【安価・コンマ】Dランク神獣「Sランクまでつき進む」(その2)
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◆lFOXrxX/4g
[saga]
2021/02/02(火) 11:44:41.60 ID:UHu04euA0
ミアの猫舌はザラザラとしていて、兎であるラピスの物よりも広く、早く.........ラピスが舐めた場所を上書きしていく。
それを見て、何故かちくり、と心臓が痛んだ。
ただ、自分と同じように毛繕いをしているだけだというのに.....
ラピス『..................』
キノ「ノミー」
その時、キノがピョンとウォルフの隣に飛んで行き小さなくちばしで不器用ながらも毛繕いを始めた。
舌も硬く小さいキノは、ツンツンとついばむようにノミや抜け毛を取ることしか出来なかったが、健気に、一心不乱にツンツンと毛繕いを続けた。
その様子に気づいたミアだったが、特に怒ったりする事も無くそのままウォルフの毛繕いを続けた。
キノ「..........キノ」
ラピス『.........!』
ウォルフの毛繕いをしながら、キノはラピスを見た。
その目は、まるで「そんな思いをしたく無いなら、自分みたいにもっと攻めろ。ふたりきりの時しか攻められないようなら、まだまだだ」とでも言っているようだった。
ラピス『...............』
ラピスが一歩踏み出すと、ミアが首をそちらに向けた。
鋭い目に一瞬たじろいだラピスだったが、頬に伝う汗を感じながらもそのまま歩みをすすめる。
そしてミアの横に座り込むと、そのままペロペロと毛繕いを始める。
ミア「................ぅおにゃ」
ラピス『.............っ!』ビクッ.....!
ミア「..........にゃぅ」
突然小さく鳴かれ怒られるかと目を瞑ったラピスだったが、しばらくして目を開けるとミアは何も無かったかのように毛繕いを再開していた。
ラピス『あ、あの.........ミアさん.........?』
ミア「...................」ザリ、ザリ、ザリ........
キノ「ノミー」
ビクビクしていたラピスに、キノがそう話しかけた。
「恐れるな、続けるんだ」と言われたように感じたラピスは、小さな舌で再び毛繕いを始めた。
キュウビ『おやおや、ウォルフはモテモテじゃのぉ』
ウォルフ「えへへー」
キノ「キノミー」ツンツクツン
一瞬走った緊張は何処へやら、滝の裏は暖かい雰囲気に包まれた。
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