【安価・コンマ】Dランク神獣「Sランクまでつき進む」(その2)
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564: ◆lFOXrxX/4g[saga]
2021/11/01(月) 16:30:27.89 ID:1rX5sVXC0
ウォルフ「えーっと......ごほん。こんにちは!」

昼コウモリ「ヌーン......?」

ウォルフ「えっとー......もしかしてチキとともだち、だったり? おんなじコウモリだよね?」

昼コウモリ「ヌヌヌン」

ウォルフ「だめだ、ぜんぜん何を言っているかわからない...チキが言っていることはなんとなくわかるんだけれど......」

昼コウモリ「ヌーン」パタパタパタ

ウォルフ「あっ」

どうやら昼コウモリはこちらに興味を失ったらしく、パタパタと森の中に消えて行ってしまった。
最後までおびえた様子も、警戒した様子もないまま、コウモリはウォルフたちの前からいなくなった。

ウォルフ「.........」

キュウビ『.........』

ウォルフ「...フレンドリーなかんじが足りなかったのかな......」

キュウビ『そういう事ではないと思うぞ。今こうして違う種族同士のわらわたちが1つのコミュニティとしてまとまっていること自体が珍しいのじゃ。理性があるわらわのような高位の獣はともかく、野生動物は見知らぬ生物には基本的に警戒しかしないからのぉ』

ウォルフ「へえ」

キュウビ『また、忘れておるようじゃが今のお主は狼じゃ。普通の小動物から見れば捕食者じゃからのぉ。避けられてしかりじゃろう』

ウォルフ「そうかぁ......あれ、さけられるっていうかぼくさっきむしされなかった?」

キュウビ『あまりに殺意が無かったから警戒すらされなかったのじゃろう』

ウォルフ「あ、そゆこと......なんかさびしい......」

キュウビ『まあ気にするでない』

キュウビは少しだけしょんぼりしているウォルフの上に優しくチキを戻した。

チキ「キチチ〜......?」

ウォルフ「あ、ごめん。起こしちゃった?」

チキ「キチチィ〜......」

チキは気にしてないよぉ〜......という風に鳴くと、再び眠りについた。

ウォルフ「よかったぁ...おやすみ。じゃあ、いこ、キュウビ!」

キュウビ『うむ』

ウォルフはそのまま、軽い足取りでキュウビの前を進んでいった。
その背を見ながら、キュウビは考えた。

キュウビ(なるほど...積極的に命を奪うようなことはしたくない、という事か...成長すれど、やはり心は幼いままのようじゃのう。狼からみれば、あの大きさのコウモリは食べやすい「獲物」。それを仕留めずにみすみす逃がすとは...心優しいとも言うことも、野性に向いていないという事もできるのぉ。...まあ、少なくとも今は致命的ではない。わらわたちは肉を食べずとも果物だけで栄養は足りているようじゃからの。いつかウォルフが独り立ちするまでには、命を奪う事...狩りを教えないとのぉ...ウォルフだけでなく、ミドカ、クーラー、ピッカにも...)

子供達は今は一緒にいてもいつか独り立ちする、そんな時の事を思い、キュウビは少し寂しそうな、母の顔をした。




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