【鯖鱒wiki】ふたたび坂松市で聖杯戦争が行われるようです【AA不使用】2スレ目
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29: ◆6QF2c0WenUEY[saga]
2021/02/28(日) 23:35:54.88 ID:0EHi7vZa0


かさ、と何かの音がする
最初は気のせいだと思っていた。それくらいに小さな音だった
けれど一回り、二回り。音は重なり響き渡る。これは虫の羽ばたく音

心がゾクゾクと震えていく。この身の毛もよだつ『不穏な羽音』は少々森から聞こえていた

「あ……駄目、駄目。剥がれ、ちゃう……!」
「助、けて……ルゥナ……あ……!」

「あ、ああ!ああぁぁぁ────!!」


「おお……おお!遂に、遂に目覚めるかッ!?」
「ああ、君達!全員此方に来てください。危険なものですからね!」
「何よ……何よ、これ……!」

訳がわからない。この音は?少々森は大丈夫なのか?ルゥナの思考はグチャグチャだ
市長とその手駒の魔術師。ロベルトもアサシンも距離を取る。ただ一人残った青年は、距離を取りつつも少々森から目を離さずに

「少々森……少々森!聞こえないの!?あたしよ、ルゥナ!」
「ルゥナは早く離れて!なんか……ヤバい事が起きそうな気がする!」


「何で……この音は……!」
「確かに倒したはずだろ!?俺と、あいつで間違いなく!」
「なのに……どうしてここに、『姿を変えて』いるんだ!?」


青年の言葉を皮切りに、少々森の姿が変化した

いや……これは『羽化』だ。仮初めの肉体を突き破り、少々森若子の身体を食い尽くす
今までの姿を脱ぎ捨てた、少々森若子という少女の、本当の姿を……
親友と思っていた、ルゥナ・ガイスロギヴァテスの前に曝け出した




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