【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい2
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333: ◆gEU9La026k[saga]
2021/03/07(日) 21:38:37.92 ID:Y27xrJd20
ジーク「――寝返れ、ユージーン」

ユージーン「!!」

ジーク「お前の信用など、地の底だろう。今更躊躇う必要がどこにある?」

ジーク「公国の姫に義理立てがあるのか? 無いな。余りに口を割るのが早すぎた」

ジーク「お前をお前たらしめているのは――金と恐怖か?」

ユージーン「そ、それは……」

ユージーン(いや、その通りだ……金払いが段違いにいい公国に、姫様に雇われ続けている)

ユージーン(そして、あのいかれたペットの『おやつ』になることを、恐れている……)

ジーク「……お前はこれまで、誰かを『信頼』したことはあるか?」

ジーク「誰かを信頼しない者が、誰かから信頼されることはない」

ユージーン「……っ」

ジーク「……公国のユージーンは死んだ。今一度よく考えろ」


ジーク「――恐怖と金に縛られ続け、そのまま誰も信頼できないされない傭兵を続けるのか」

ジーク「――腐った性根を捨てて、やりなおすのか」


ジーク「……俺と同じ『生きたがり』なら、どうすべきかわかりそうだがな」

ユージーン「ジーク、お前……」

ユージーン「俺は……!」

ユージーン「俺は、お前の――」



ジーク「寝返れば今の料理もまた食べることができるぞ」



ユージーン「――傭兵団に下るっておいいいぃぃぃぃぃぃ!?」ガーン!

ジーク「どうした?」

ユージーン「どうした? じゃねぇーよ!? お、俺の一世一代の決意をお前ぇぇぇぇ!?」ガシ!

ユージーン「どうすんだよ!? これじゃあ俺、料理につられてほいほい寝返ったみてぇじゃねえかよぉ!?」

ジーク「違うのか?」

ユージーン「違うわっ! その、なんていうか……あれだ。お前が……」

ジーク「そうか。いらないならお前の料理は、毎日干し肉だけにしてやろう」

ユージーン「料理は食う! 食わせてくださいっ!」ガバッ!


……

――



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