【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【3頁目】
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916: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/05/30(日) 20:39:41.68 ID:MOqeND+zo
水都「だから、嬉しいです。感謝しています」
陽乃「感謝なんて」
水都「久遠さんたちが来てくれるまでは、内心、もうダメだと思っていたんです」
約3年前
諏訪が結界に覆われたころの話になるが、
その時は、いつか準備が整ったら救援が来るという話だった。
なのにこれだけ時間がたっても誰かが訪れることも、
四国との通信で吉報が告げられることもなかった。
だから、もう、限界だと。
水都「住民の人たちもそうです。うたのんが頑張ってくれているからというだけで
外部からの救助を期待している人なんていないと言ってもいい状態でした」
陽乃「……」
水都「でも、久遠さんたちが来たんです。外界の危険な道のりを超えて、久遠さんがその命を懸けて
こんな隔離された、最前線に来てくれたんです。うたのんに、私に、住んでいる人たちに、希望を与えてくれたんです」
今にも感涙を流しそうな様子で水都は言葉を紡ぐ。
ああいえばこういうな陽乃も、口を閉じて水都を見る。
水都「だから私も、変わろうと思って……その一歩が、命がけで勇者を連れてきてくれた久遠さんに接することでした。
もちろん、いろいろと気にかかってた部分があったのもありますけど」
水都は照れくさそうに笑う。
水都「2人が言ってました。久遠さんは大社の反対を押し切ってここに来てくれたって
たとえ、そこに何か裏の理由があったとしても、来てくれたことには変わりがないから」
だから、ありがとうございます。と、水都は言った。
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