【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【3頁目】
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993: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/06/04(金) 22:15:34.70 ID:zaoAiUXvo

陽乃「そうね。実際は”諏訪の危機は遠のいた”という神託だったとしたら?」

『……言い換えれば信憑性が増すと?』

陽乃「むしろ逆。ことが重大だと思ってもらえるようにわざわざそっちが危険だって言っていたのに
   神託が来ていないからありえないって跳ねのけられちゃうんだもの」

陽乃はわざとらしく苦笑する。

その笑い方は、知っている人が聞けば九尾の嘲り笑うようなものに通ずるものがあって、

歌野はやや緊張してしまう。

目の前で通信を代わった陽乃が張るのではなく九尾だったら、どうなってしまうのか。

水都が連れてきたから、陽乃本人であると思いたいけれど、

そもそもから切り替わっていたりしたら、水都でも気づけないのではないだろうかと。

陽乃「その神託の後、諏訪周辺からバーテックスの数が減っているのを確認したし、そっち側に移動しているような形跡も感じられた。
   提示できる証拠はないし、信じなくても結構よ。これはあくまで形式的な報告でしかないんだから」

ほとんどでっち上げである。

神託は誇張で、数の減少もちゃんと確認したわけではないし、形跡なんて調べてもいない。

陽乃が外に出た時、来た時より明らかに数が多いのは感じたが、減ったという印象はなかった。

そんな口から出まかせ状態の陽乃から水都へと視線を移動した歌野は、小さく笑う。


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