【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい3
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57: ◆gEU9La026k[saga]
2021/03/17(水) 00:08:19.56 ID:OfN2hfuT0
ジーク「常人なら何度も死んでいる傷を、精神だけで耐えたのか……?」
シェリル「イアン……」
イアン「姫様を、お守りせねばと……それだけを考えて……」
ルーチュ「それは、まさしく騎士の鑑というべきなのでしょう」
ルーチュ「ですが身体はもうとっくに限界を通り越していた……」
ルーチュ「そこにミナさんが偶然通りかかり、治療をしたのですよね?」
ミナ「は、はい。イアン様の怪我はあまりにも酷く……」
ミナ「安全なところなどは何処にもなく、かといって全身鎧のイアン様を動かすことは私にはできず……」プルプル…
ミナ「公国の者に見つからぬよう神に祈りながら……」
ミナ「その場で、治療を続けました……」
ルーチュ「……『回復魔法は万能ではない』、『一人の回復術死では限界がある』ということはご存じですよね?」
ミナ「は、はい。ですが……」
ルーチュ「……私も、できることならすぐにジークさんの怪我を治したかったです」
ルーチュ「でも、それはできなかった……『下手をするとジークさんの身が危ないから』です」
ジーク「どういう意味だ?」
ルーチュ「回復魔法とは『術者の魔力を変換して人に分け与える』行為です」
ルーチュ「ですが魔力とは『どんな人の体内にも巡っているもの』であり、『適性が無いと他者との魔力とは混ざらない』のです」
ルーチュ「つまり『回復魔法で送られる魔力が強すぎると、その人本来の魔力を塗り潰してしまう恐れがある』のです」
ルーチュ「そうなってしまうと『当然、色々な支障をきたします。酷いと肉体変容や精神の異常もあるかもしれません』」
一同「「……」」ゾクッ…
ルーチュ「だから、重傷の人を治す時は『複数人』を用意するのです。『複数の魔力を少しづつ流し込めば影響が出ないから』です」
ジーク「なるほどな……」
ルーチュ「高位の使い手になれば『一人でも二人分以上の回復が可能』になりますが……」
ルーチュ「イアンさんの傷はジークさんの傷に匹敵するかそれ以上、限りなく死に近い傷だったのでしょう」
ルーチュ「ミナさんの魔力が『人の魔力を侵害しない優しいもの』であっても、『魔力量が足りなければ回復はしきれない』」
ルーチュ「そこでおそらくミナさんは、枯渇した魔力を補う為に、『ご自身の生命力そのものをイアンさんに譲渡した』のでしょう……」
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