【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい4
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117: ◆gEU9La026k[saga]
2021/04/13(火) 23:09:52.79 ID:FlXy1wV90
リアローズ「……嬉しいな。子供の拙いお守りなのに、ずっと……」
ジーク「……俺にとっては、これが傭兵としての初めての『報酬』だったんだ」
ジーク「傭兵団全体のものではなく、俺個人が受け取った初めてのな」
ジーク「それに、身に着けていると本当に守られているような気もしたからな……」
ジーク「しかし、成程。あの子がリアローズなら、このお守りの出来のよさも頷ける」
ジーク「あの頃からもう、手先の器用さの片鱗はあったということか……」
リアローズ「そ、そんなことは……///」
ジーク「リアローズこそ、よくそのお守りを持ち続けていたな」
ジーク「鉄国の姫ならば、もっと上等なお守りを持つこともできただろうに」
ジーク「そもそも俺のそれは、報酬として渡したわけでもない……ただの押し付けだった」
リアローズ「……」フルフル
リアローズ「お守りを受け取ってから『……これではお前が守られない』」
リアローズ「私のお守りを突き返さないで、自分の持っていたお守りを代わりにって……」
リアローズ「私のお守りを貰ってくれたことも、私を気にしてくれたことも、どっちも嬉しくて……///」
リアローズ「だから、ずっとずっと大切にしてきました……」
ジーク「……そう大層なものじゃない。俺がただ、身勝手なだけだよ」
ジーク「折角貰った報酬は返したくない。でもこの子が心配だ。でもやっぱり返したくない……」
ジーク「……思えば、物にあそこまで執着心を抱いたのもあの日が初めてか」
ジーク「とにかく、そのお守りはそう大したものでもなければ、子供の俺の欲の片鱗でもあってだな……」
リアローズ「……私も、今ならもう少しいいお守りが作れますよ?」
ジーク「き、気持ちはありがたいが、これはこのままがいい」
リアローズ「ふふ、私もこのお守りがいいんです……」ギュッ…
ジーク「そ、そうか……」
リアローズ「……」
ジーク「……」
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