【あんこ】乳も性格も生意気な後輩「せんぱーい!」
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110:名無しNIPPER[saga]
2021/05/04(火) 22:10:24.04 ID:jAVE+M1O0
当然、お互い嫌な思いばかりある実家には帰らない
探そうと思えば家族くらい割と簡単に探せるこの時代
それでもこれまで連絡が来たことなんて一度も無かった
連絡くらいくれれば18年育てられた恩もあるわけで、
仕送りくらいはしようと決めていたのだけれど
後輩「……不安、なの」
「うん? 」
後輩「あなたが、どこかへ行ってしまうとは思わないけど。いつか裏切られそうで」
「馬鹿なの君。寧ろ盛大に捨てられそうなのは俺の方だろ」
後輩「そんなこと分かりませんよ。異色の経歴で年若い研究員なんて変な男ばっか寄ってくるだろうし。
先輩はこの四年で優しさは余計増した上にお料理も異常な程できるし人付き合いは上手い方だし」
「それでも、さ。そういう風に見てくれてるのは嬉しくなくはないけど……でも、やっぱり俺の方が、怖いよ」
後輩「…………」
「何もかも決めてくれたのはお前で、先に動いてくれたのはお前で。
俺はなんでもかんでもお前に合わせて必死に着いてきただけだからさ。
いつかふとした瞬間にあっさり捨てられるかも、って最近は特に思う」
後輩「外面は魅力的な男性になっても馬鹿は治りませんでしたねー」
「お前の方こそ頭はキレッキレになっても馬鹿のまんまだったな」
後輩「…………」
「…………」
後輩「…………」
「…………」
クス、クスクスと
どちらからともなく噛み殺しきれない笑みを溢して
お互いに、馬鹿と言い合う他愛無いルーティンに安堵する
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