【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい6
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571: ◆gEU9La026k[saga]
2021/06/10(木) 00:22:53.40 ID:Nvks51wz0
マリリン「……ありがとうね、ユージーン」

ユージーン「な、なんだよ急に?」

マリリン「多分……ユージーンがいなかったら、ただセレスティア様が来ただけだったら……」

マリリン「……シャリオは、攻撃に手心を加えたりなんてしていない」

マリリン「みんなが大怪我か……死んでいた筈だよ」

ユージーン「っ……」

マリリン「でもユージーンが、私達を殺すなって念を押してくれたわけでしょう?」

マリリン「たった一人で、あの怖い二人を前にして、一歩も退かないで交渉してみせる……」

マリリン「それはとてもじゃないけど、普通の人には無理。あなたに勇気があったからこそ、でしょ?」

マリリン「そして私達は、その勇気のおかげで大した怪我もなく今こうしてのんびり星を眺めていられる……」

ユージーン「……」

ユージーン「……それでも、買い被りすぎだよ」

ユージーン「俺は、勇気があったんじゃない。臆病だったから、姫様達に言い返しちまっただけなんだよ」

マリリン「?」

ユージーン「……俺、ジークやリアローズちゃん、リーチェちゃんには特に感謝してるんだ」

ユージーン「殺せた筈の俺を、殺さず信じて仲間に加えてさ。信じられねえ」

ユージーン「……そして……そんな連中とずっとい続けたせいなのかね?」

ユージーン「俺にとってここは……傭兵になってから、初めて気を許せる……そんな場所になった気がするんだよ」

ユージーン「馬鹿やって酒飲んで、他愛もない話をする。今までと然程変わらない筈なのに、全然違う」

ユージーン「逃げる算段も、誰からか襲われる心配もしなくていい。夜もいびきをきてぐっすり眠れる」

ユージーン「俺は……ただ、この場所が無くなるのが嫌だっただけだよ。だから、勇敢ではないさ……」

マリリン「……私も同じ気持ち。でも、ユージーンみたいに動けたかどうかはわからない。だからユージーンは勇敢で間違いないよ」

ユージーン「へっ……女の子に言われてたら、少しは盛り上がっただろうによ」

マリリン「胸はお好みなんじゃないのかな♪」

ユージーン「いや、もっと小さくだな……」

マリリン「うわぁ……」ヒキッ…

ユージーン「その顔やめろって……」

ユージーン「……」

ユージーン「……さっきのお前の話だが」

マリリン「え?」

ユージーン「俺の逃げ腰、臆病さも……違う視点、お前から見たら勇敢で」

ユージーン「それで、少しはみんなの命を繋ぐ役に立ったんだってなら……」


ユージーン「――俺も、意外と捨てたもんじゃないってことか?」ハハ!


マリリン「うん。きっとみんなもそう思ってくれているよ」

マリリン「……ねえ、ユージーン?」

ユージーン「……なんだ?」

マリリン「……頑張ろうね。これからも」

ユージーン「……ああ」


……

――



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