【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【4頁目】
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5: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/06/05(土) 00:13:02.65 ID:upSXl/jbo

向こうでは、ほかの人に比べればかかわった方であることは間違いがないが、

親しいのかと言われると、陽乃は思わず鼻で笑ってしまう。

陽乃「あの子が無事じゃないと、面倒なことになるから気遣ってあげないといけないのよ」

『乃木様の件でしたら、問題はございません。ご了承いただいております』

親しさから考えれば、

ひなたを傷つけた時に一番怖いのは若葉。

だが、陽乃が知る中で一番恐ろしいのは九尾だ。

九尾はひなたを気に入ってしまっている。

それこそ、力を貸し与えて庇護下に置くくらいに

そのひなたが害されたとなれば、九尾が黙っていない。

けれど、それを正直に言うわけにもいかず、

陽乃は「それならいいけど」と話を終わらせた。

『神託の件については、お伝えいたします』

陽乃「期待はしないわ」

信じて貰えるなんて思っていないから。

陽乃の冷たい返しに、通信担当に男性は何も言わなかった。


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