【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【4頁目】
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74: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/06/07(月) 23:42:52.75 ID:RWlYliwno
諏訪を守ったつもりはない。
むしろ、危険にさらすようなことをしたつもりだった。
運悪く平穏な時間となってしまっているが、
本来なら今、歌野が勇者としてバーテックスと戦っているべきだ。
自然災害が起き、結界が揺らぎ、
住民はいつ壊れるともしれない不安に震えているのが望ましい結果でさえある。
それを引き起こすことを選んだ陽乃は、やはり、首を横に振る。
陽乃「本当に危機が去ったわけでもないのに、救われたわけでもないのに、感謝されても困ります」
「けれど、貴女の頑張りがあったから、今日があると思わない?」
陽乃の否定を聞いても、女性は優しく諭すように言う。
その瞳もまた優しく、温かいものだった。
「明日には滅ぶかもしれないし、今日の夜に人知れず消えてしまうかもしれないけれど、そんな中でも貴重な1日を守ってくれたのよ」
陽乃「……」
「間違いなく、貴女はこの場所とここで生きている人を救ってくれたわ」
きっと、この人は聞く耳を持ってはくれない。
だとしても救われたのだと、また笑顔で言うのだろう。
そんなつもりはないと言っても、首を横に振っても、ここを襲わせるためだと暴露しても
今日という日があることで、守られたという事実が出来上がってしまっているからだ。
1、地震と御柱倒壊の原因が私であってもですか?
2、蝶のような蛾がいるように、勇者のような別の存在もいるんです
3、煽てても、私は守る気なんてありません
4、こんな世界になった原因が、私にあると言ったらどうしますか?
5、何も言わない
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