【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【4頁目】
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81: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/06/08(火) 23:04:19.84 ID:03k9jCpNo

陽乃がそれに答えることなく半歩後ろへと下がると、

女性は思い出したように笑みを浮かべる

「ごめんなさいね。あんまり好きじゃないって言われていたのに、ついつい。嬉しくなっちゃって」

手招きしているかのようなジェスチャーを交えながら、

困ったものだわと独り言ちる女性

慌ただしかった手が、落ち着いて。

「貴女に会ってみたいって人がいっぱいいたのよ? もちろん、私もすっごく会ってみたかったの。
 タマちゃんたちで言うことが全然違ってたりするんだけど、でもね。みんな、貴女は優しい子だって言ってたのよ」

陽乃「ふざけて言ってるだけです」

「そう?」

陽乃「……そう思ってなさそうですね」

陽乃が伏し目がちに指摘すると、女性はやっぱり、笑い声を挟む。

心底嬉しそうに。

「それはそうだと思わない? だって、みんな貴女の話を聞くことしかできていなかったんだもの」

陽乃「全部信じているんですか?」

「みんなが嘘を言っていたのかしら? それとも言わされてたのかしら? そうは思わなかったけどねぇ」


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