トルカトラレルカ戦記〜ナチュラルクズ英雄の従者〜
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279: ◆QwZTpZcwPAgY[saga]
2021/06/08(火) 23:17:06.18 ID:xAWHzH4r0

 ――――フードをまた目深にかぶり、ユリアーナは部屋を出ていく。


ゼファー
 「今日はお目汚しをしました・・・」

ユリアーナ
 「そんな・・・、・・・・・」

ゼファー
 「それでは・・・・」

ユリアーナ
 「・・・・・・。
  また、また王城で・・・。」

ゼファー
 「ユリアーナさま・・・」

ユリアーナ
 「また・・・・っ」

ゼファー
 「は、はい・・・・」

ユリアーナ
 「・・・・・・。
  失礼いたします・・・」


 ――――バタン・・・


ゼファー
 「・・・・・・・ふぅぅぅぅぅぅ・・・・・」








 ―――――ユリアーナ、王城への帰り道。


ユリアーナ
 「自分が王族なのだと改めて実感しました・・・・。
  王城ではお父様以外に、姫とは見られていないのに・・・」

ユノ
 「そんな事はありませんよ。貴女を信奉する者は数多くいらっしゃいます」

ユリアーナ
 「城から離れればゼファーは私と向き合ってくれるのでしょうかっ?
  あそこにいたって私は・・・っ」

ユノ
 「向き合わないと思います。ユリア様はなにしたってユリア様です」

ユリアーナ
 「・・・・・・・そう、ですか」

ユノ
 「ゼファー殿の人となりを聞いてきました。
  彼は心が優しいが自分を卑下しがちと言う話です。
  攻めですよ、ユリア様。
  彼は貴女を拒絶したのではなく唯々戸惑っただけです」

ユリアーナ
 「攻め・・・・?」

ユノ
 「それだけの価値を相手に見出したのなら追い続けるべきかと」

ユリアーナ
 「・・・・・はい。
  私はもっとゼファーと話がしたい・・・。
  彼の事が頭から離れません・・・」

ユノ
 「私もいます。諦めなさいますな」

ユリアーナ
 「・・・・はいっ」


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