【可愛そうにね、元気くん】「進まない」【SS】
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69:名無しNIPPER[saga]
2021/08/14(土) 03:20:31.32 ID:JzXNw/sm0
何もかも溶けていくような、熱い吐息が遠く聞こえる。その息を発した内臓は、どれだけ煮えたぎっているというのだろう。
鷺沢はゆっくりとバスローブをはだけながら、下半身を擦り付けるようにぐらぐらと揺らす。
柔らかい。熱い。痛い。気持ちいい。今にも逝ってしまいそうな甘い雰囲気が、俺をゆすって、溶かして、押しつぶしていく。
「――……待っ……て、鷺沢、さん」
心の奥底までやさしく握りつぶされた俺は、情けなく縋り付くように手を伸ばす。
手のひらを前に向けて、鷺沢の肩を押す。
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