【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい9
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502: ◆gEU9La026k[saga]
2021/09/13(月) 23:16:16.74 ID:2iaqF/qD0
ソウキ「ふむ、自白剤か」

ソウキ「……便利かもしれないけど、俺あんまり好きじゃないんだよね」

ジーク「好きな人間の方が稀でしょう。裏がありそうな依頼人には使ってしまいたくなりますが」

ソウキ「使ったことはない?」

ジーク「大抵、団長が何かを握り潰して『次はお前がこうなる番だ』と脅せば洗いざらい白状していましたね」

ネーロ「……」ゾクッ…

ソウキ「はは、薬を使わずに済めばそれが一番だからな」

ソウキ「俺も、リュノに言われるまでそれを忘れかけていたけどさ……」

ネーロ「……何か、あったのですか?」

ソウキ「ああ、ちょっと俺がね……カタリナに酷いことしちゃってさ」

ソウキ「だからつい、記憶を無くす薬を使い続けたんだよ……」

ネーロ「記憶を、無くす……!?」ガタ!

ネーロ(そ、そんな薬が……)

ネーロ(もし、情報を吐かせることではなく、完全な無力化を考えるとすれば……)

ネーロ(エルクラッド様との思い出を消され、別の記憶を擦り込まれる……!?)

ネーロ「あ……」ガタガタ…

ジーク「……」

ソウキ「……」

ソウキ「……君も、何か消したい嫌な記憶があるのか?」

ネーロ「……え?」

ソウキ「ああ、俺の薬で消せるのは部分的なものだけ。人が嫌だと思うであろう記憶を消すんだよ」

ネーロ「す、全てを消し去るのではないのですか……?」

ソウキ「そ、そんな危ない薬誰も喜ばないだろう? いい記憶まで消したら意味が無いだろう?」

ソウキ「まあ、俺がこれをカタリナに使ったのは間違っていたかもしれないけど……」



ソウキ「――薬っていうのは、誰かを助ける為のものだろう?」



ネーロ「……!!!」

ソウキ「だから、自白の薬も作れないことはないけど気乗りしないんだ」

ソウキ「自慢じゃないけど、俺の薬は結構効いちゃうからね」

ネーロ「……」

ジーク「……聞いての通りだ。薬を飲めば、お前は何も隠せなくなる」

ジーク「国王の前で正直なことを打ち明ければ、民を説得する材料にもなるだろう」

ジーク「だが薬が効いている最中はどんな質問が来るかもわからない」

ジーク「本当に隠しておきたいことすら、暴かれてしまうかもしれない」

ジーク「それでもネーロ、お前は飲むことができるか?」



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