【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【5頁目】
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481: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/10/09(土) 00:35:26.49 ID:TLlJd/TGo
痛みと熱に苦し気な表情を見せた歌野は、
蔓で傷を覆って
歌野「みーちゃんは、見ちゃダメ」
水都「えっ」
歌野はどこからともなく草木を発生させて水都の視界を奪うと、
自分の傷に巻きつけた蔓をさらにきつく縛り上げていく。
治った傍から侵されていく……一進一退の体の状態。
力を使い続ければそれで済むが、
力がなくなれば瞬く間に飲み込まれかねないそれは、放っておけない。
歌野「っぅ……あっ……っあぁぁっ!」
刺々しい蔓で、自分の肉を抉る。
傷つけられた箇所を抉りぬいて毒を広げる大もとである傷口をなかったことにし、
治癒能力で強引に、回復させる。
歌野「うっ……っ……」
体力は無尽蔵に回復するが、
精神が回復することはなく、歌野は疲弊しきってその場に崩れる。
歌野が倒れたことで阻む壁がなくなった水都は、慌てて歌野を抱きしめた。
水都「無理しすぎだよ……うたのん……」
歌野の体は、すっかり傷が無くなっている。
けれど、いまだかつてないほどにボロボロになっていたことを、水都達は知っていた。
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