【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【5頁目】
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939: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/11/28(日) 20:08:26.04 ID:XMZ9arOEo
陽乃「そうだと言ったって、貴女はここに居座るんでしょ」
歌野「……いるけどっ」
ちょっぴりむくれる歌野を一瞥して、
陽乃はため息をつきながら目を閉じる。
歌野はせめて嫌ではないと言われたかったようだけれど、
陽乃はそんなに優しくはない。
というより、そんなに心を許せる人間ではない。
それが分かっていてもといった様子ではあるが、
だから何だというのか。
他に誰もいなかった諏訪ならともかく
ここには杏と球子を除いても数名の勇者がいる
大社があって、多くの人々がいる。
陽乃一人に入れ込む必要はない。
むしろ、そうされたら面倒ごとがさらに増えるだけだ
歌野「久遠さん、面倒くさいって思ってるでしょ」
陽乃「今いる知り合いの中で一番面倒なのは、間違いなく貴女でしょうね」
歌野「えっ」
不本意にも内心が伝わる唯一の勇者
それが面倒くさくないわけがなかった。
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