[咲-Saki-][安価]京太郎「マッサージ屋-KYO-、開店です!」咲「」[R18?]
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◆1jhB/ltcIM
[sage saga]
2021/09/23(木) 14:08:15.13 ID:l6yRY72m0
物音はする。何なら扉が開いて閉じた。
にもかかわらずなぜか人の姿が見当たらない。
「気のせいか?」
「気のせいじゃないっすよ」
心なしか不機嫌な声に目を凝らすと、ゆらっと人影が唐突に空間からにじみ出るように現れる。
「なっ、おもちの幽霊!?」
「なんすかおもちの幽霊って……そもそもおもちは生きてないっすよ」
そっちのおもちではなく胸のことだといえば更なる侮蔑をかいそうで咄嗟に飲み込む。
「ここ、整体っすよね?」
独特の存在しない存在感、おもち、黒髪ロングの美少女さが逆にこの世のものではない感じを醸し出している。
その人間の存在をかつての知識から掘り出して、京太郎はファーストコンタクトを間違えたことを強く感じる。
「ええ、俺一人しかいませんが」
「え”? 男所帯っすか? それはちょっと」
桃子としてはなんとなく危機感というか、目の前の男に警戒心を抱く。
肩は凝るし自分を認知してくれる存在がいなくて仕方がなく入っただけで、異性にむやみに触られたいとは思わないのだ。
だがそれでもそのまま帰るのは何か悪い気がしてしまうのは桃子のまじめなところか。
「メニューとか、あるんすか?」
これで裸になれとか言われれば帰ろうと思う桃子と、むしろこっちが普通だよなとなぜか安心する京太郎。
「全身マッサージとか、アロマとか、足つぼなどが」
「足つぼで」
食い気味だった。触れられる面積や場所、それに価格もどうにか許容範囲なものが他にないのだからそれはそうなる。
「了解しました。それでは足湯を用意しますので」
小動物のように警戒心をあらわにされるのを背中に感じながらも、職務を果たそうと生真面目に戒める京太郎。
先ほどのことは例外として彼方に放り投げたかった。
東横桃子 マッサージ満足度・性感度 安価直下コンマ&反転コンマ
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