【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい10
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166: ◆gEU9La026k[saga]
2021/10/02(土) 23:23:56.19 ID:uEWG3I6G0
ゼルガー「……」

ゼルガー「……ところで、エルクラッド様。少し作戦に関することでご報告があるのですが」

エルクラッド「……どうした?」

ゼルガー「エルクラッド様にもご報告しました通り、鉄国と森国の王は侮りがたい相手です」

ゼルガー「無論、敗れる気はございません。ですが、まるっきりの無傷で打ち倒すということは不可能でしょう」

ゼルガー「フリーデシルトは動きが読めませんし、カタリナは氷帝龍ですら討ち漏らす程の使い手」

ゼルガー「私自身も追撃を仕掛けましたが、それさえも失敗してしまいました」

ゼルガー「おそらく……ベルゲ殿ご自慢の部隊で取り囲んだとしても、カタリナを損害無しに撃破することは無理です」

ベルゲ「……っ!」

ゼルガー「……正攻法で彼女を捕えることは難しい。次善の策で殺すにしても、それすら容易ではない……」


ベルゲ(馬鹿め……! 確かに我が部隊に大きな損害は出たが……)

ベルゲ(私は、あなたのできなかった女王の捕縛! そして調教すらもしている……!)

ベルゲ(真に公国を想う優秀な者が誰かは、一目瞭然……!)


ゼルガー「――ですので、あの女王とは交渉も視野にいれていたのです」

エルクラッド「ほう……?」

ゼルガー「強大な魔力の持ち主ではありますが……非情さに欠けます。無論、降りかかる火の粉を払いはするでしょう」

ゼルガー「しかしその選択をするまでに、隙がある。身内が被害に遭わない限りは、すぐには動かない」

エルクラッド「……」

ゼルガー「つまるところ、価値の薄くなった駒……捕虜の引き渡しです」

ベルゲ「……」

ゼルガー「カタリナにも、投降すれば捕虜を解放するということは伝えたのですがね……断られてしまいました」

エルクラッド「そうか……では……?」

ゼルガー「いえ、確かにあの状況下では証明ができませんでしたからねぇ……」

ゼルガー「女王が信じないのも、無理はない」ヤレヤレ…

ゼルガー「ですが……こうして現に鉄国と森国の残党は手を取り合って公国に歯向かっているわけです」

ゼルガー「当然――今戦っている兵士と捕虜の中にも、顔見知りがいることでしょう」

ゼルガー「捕虜の口から直接語らせるのです。何事も無く解放されたと」

ゼルガー「当然、相手は混乱する。ですが安堵もするでしょう。仲間が帰ってきたのだから」

ゼルガー「特に森国は閉鎖的な国。身内意識は他よりも強い筈です」

ゼルガー「段階的に捕虜を解放することで、兵士達の期待を膨らませる。投降すれば、逆らわなければ殺されることは無い」

ゼルガー「多くの兵がそれを望めば、やがては女王も折れることでしょう……」

エルクラッド「……上と下……双方を揺さぶるということか……」

ゼルガー「その通りでございます」



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