【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい10
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◆gEU9La026k
[saga]
2021/10/10(日) 23:04:48.50 ID:5H7IAOFN0
アルテミシア「有能な兄に先立たれ、激務ですぐには成果を残せなかったエルクラッドも……」
アルテミシア「それまでの遅れを取り戻すように、兄達でさえもできなかったような改革をしていきました」
アルテミシア「民達がエルクラッドを支持し、多くの貴族達もエルクラッドを認め支援致しました」
アルテミシア「……その中でも一番エルクラッドを支えていた人」
アルテミシア「――それが、当時の宰相サイアス」
アルテミシア「――エルクラッドの、幼い頃からの親友でした」
一同「「!!??」」
マリリン「ま、待って!? 宰相って……」
イアン「まさか大公は、親友にまで手を……?」
ジーク「……そのサイアスという男と、ローレシア」
ジーク「信じていた親友と尽くしてきた妻に同時に裏切られたことで、大公は心の何処かを壊したと?」
アルテミシア「……私は、そう考えています」
アルテミシア「サイアスは……とても優秀で、真面目な人でした」
アルテミシア「私もエルクラッドと一緒に、彼とよく談笑したものです」
アルテミシア「……」
アルテミシア「彼はよく、エルクラッドに勝負を挑む……好敵手のような関係でもありました」
イアン「それほどの親友と、何故……」
アルテミシア「ですがどんな勝負も、いつもエルクラッドが一枚上手でした」
アルテミシア「サイアスは負けても『お前には敵わないな』と笑っていて……」
アルテミシア「エルクラッドも彼に負けじと、日々の練磨は欠かしていませんでした」
アルテミシア「サイアスは私と一緒の時だけ、どうしてエルクラッドに勝てないのか……」
アルテミシア「どうしてあいつはあんなに凄いんだと、嫉妬のような感情も持っていたようですが……」
アルテミシア「酔いが醒めると、自分はなんて嫌な奴なんだと自嘲して、落ち込んで……」
アルテミシア「すぐに前を向いて、エルクラッドに追いつけるように努力を重ねる、立派な人だった……」
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