【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい10
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◆gEU9La026k
[saga]
2021/10/13(水) 23:16:27.22 ID:ZuO50GGx0
――
ゼルガー「――それから、私は無理に他属性にまで手を出すことをしなくなりました」
ゼルガー「ひたすらに己が持っているこの火の力を高め続けた」
ゼルガー「そして、その力の行く先はエルクラッド様……あのお方の為だけに使おうと心に決めたのです」
ネーロ「そんなことが……」
ゼルガー「エルクラッド様のお言葉は間違っていなかった。現にネーロさんは転移の道を極め、六将となっている」
ゼルガー「この私もね……」ククク…
ゼルガー「それが魔法であれ武術であれ想いであれ……一つの何かを真っ直ぐに突き進むことは大変ですが、だからこそ素晴らしい」
ネーロ「ゼルガー将軍はエルクラッド様にお会いしてから道を極めるようになられたようですが……」
ネーロ「その学院内では、やはり肩身の狭い思いを?」
ゼルガー「いいえ? 私は勉強する内容を絞って、エルクラッド様という目標を持っただけですからねぇ」
ゼルガー「外部の者からすれば、然程変化は無かったでしょう。胡坐をかいた連中も変わることはありませんでしたから」
ネーロ「ゼルガー将軍と、エルクラッド様にしかわからない変化……」
ゼルガー「そう言われるとなんだか気恥ずかしいですが……」
ゼルガー「少し変化が現れたのは……もう私が卒業するくらいの頃ですかねぇ?」
ゼルガー「魔導の扱いに慣れた……加減を知っただろうということで、生徒同士の実戦試験がありました」
ゼルガー「クク、これがまたなんの因果か、私を一番見下してきた男が対戦相手でしてねぇ……」
ゼルガー「『お前が火炎魔法しか使えない落ちこぼれなのは知っている。私の水魔法の前に勝ち目はないぞ?』などとほざいたので……」
ネーロ「ので……?」
ゼルガー「周囲に見せびらかす様に放たれた彼の上級水魔法……大波を私の下級火炎魔法、火球一発で貫いてやりましたよ」ククク…
ネーロ「そ、そこまで圧倒的に……」ゾクリ…
ゼルガー「誰もが驚いていましたねぇ。ただ一方的になったのも、彼が戦術を間違えたからです」
ネーロ「間違えた?」
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