【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい10
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◆gEU9La026k
[saga]
2021/10/30(土) 23:56:13.32 ID:J1+PRmHF0
ジーク「マイラは、火の魔法に長けていた」
ジーク「あの無口無表情な様は氷のようだと仲間内からも言われていたが、実際はそうじゃない」
リアローズ「とっても、燃え盛る……激しかったの?」
ジーク「……それ以上、だな。彼女との会話は少なかったし、俺も人の理解に長けているわけでもない」
ジーク「そんな俺でもはっきりとわかった。マイラは『嫌う者を滅する為なら容赦はしない』ということがな……」
リアローズ「……」ゴクリ…
ジーク「マイラの火はただ放つだけでなく『特殊な火種』にすることもできた」
リアローズ「火種?」
ジーク「マイラの火の魔力の塊と言えばいいか。リーチェなら上手く解説してくれるかもしれないが……」
ジーク「とにかく、その火種を虫や動物に埋め込むのがマイラの基本戦術」
ジーク「この火種を埋め込まれた者は――『マイラの意のままに動き、巨大化した上で火炎の息を吐くようになる』んだ」
リアローズ「そ、それって……!?」
ジーク「ああ。今思うと、かなり小型の龍を生み出しているに等しい魔法だな……」
ジーク「そして埋め込まれた動物はマイラに決して逆らわないまま、その命を散らしていく。公国なら悪用しそうだ……」
リアローズ「え……命を、散らす……?」
ジーク「……そうだ」
ジーク「マイラの魔法は、強力だった。頼もしかった」
ジーク「だが火種を一度埋め込まれた動物は……もう元の姿には戻れない」
ジーク「そして埋め込まれた火種が尽きると同時に、命も尽きる」
ジーク「……マイラの使役は、使い捨て。犠牲を前提としたものなんだ」
ジーク「何かを操り、共に戦うという点ではリアローズにも近しいものがある」
ジーク「だが、こうしてフラネッタや人形達を友と呼び大切にするリアローズに対して……マイラは……」
ジーク「だから俺は、リアローズとは反対だという言葉を使ったんだ」
リアローズ「……そう、だったんだ……」
ジーク「……」
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