【安価・コンマ】Cランク神獣「Sランクまでよじ登る」(その3)
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179: ◆lFOXrxX/4g[saga]
2021/12/15(水) 01:06:43.40 ID:vO0jdPhN0


フェニ『3日前にはここに来て布団を作り、一昨日は壁を壊し外と繋げ、今日と昨日はミミズを干した......まだ4日目なのに色々とやりすぎて、なんだか既にあの寝床が我が家のように思えてきますわ』

ウォルフ「ここをはなれるまでは本当にぼくたちのいえってことになるもん。やっぱり、すみやすくしたいよね」

ラピス『あそこ、寝床としてはもう永住しても良いぐらい結構完璧な場所だと思うのですが......やっぱり、いつかは離れるのでしょうか』

ウォルフ「うん、キュウビそういってた。いままでどおりえいじゅうはしないって」

ラピス『ちょっと残念ですが......私たちの集まりとしては、それが良いかもしれませんね。色んなところから集まった、色々な種族の私たち。これからもずっと、色々な所に行ったり、一緒に寝たり......』

フェニ『これからもずっと......死ぬまで、でしょうか』

ウォルフ「できるなら、ずっとみんなといっしょにいたいなぁ......」

ラピス『......なんか急に寂しい雰囲気になっちゃいましたね......良いんですよ、未来の事はこれからで』

フェニ『......ええ、そうですわね。私たちは元々野性で、時の感覚なんてあって無かったような物ですの。こうして出会えた奇跡を、幸せを、今は楽しみましょう』



フェニ『ここは......』

ラピス『不思議な場所ですね』

ウォルフ「ボロボロだぁ......」

歩いていた3人は、ひと際異様な場所にたどり着いた。
そこは錆びついて折れた鉄塔が規則的に並んでおり、周もまたボロボロになっている柵で囲まれていた。

フェニ『建物もありますわ。何かの施設ですの?』

ウォルフ「とりあえず入ってみない?」

ラピス『あそこの柵が開いていますね。行ってみましょう』

ウォルフとラピスは開いている場所から(フェニは柵を軽く飛び越えて)その敷地内に入った。
そこは失われた文明の発電施設だったのだが、もちろんそんなことはウォルフ達には分からない。
ところどころに鋭く尖った金属などがあるので、フェニはそれに気を付けるように2人に忠告した。

フェニ『もしかしたら、有用性のある遺物などもあるかも知れませんわね』

ウォルフ「んー......ねえ、もうかえらない? なんかケガしそう」

ラピス『私もちょっとそれには賛成ですね。よそ見している内に皮膚とかに引っかけちゃいそうです』

フェニ『気を付けていれば大丈夫ですわよ。ほら、道はこうしてあるわけですし......いたっ!?』

ウォルフ「ほら......」

フェニは小さな金属片を踏んでしまったらしく、目に涙を浮かべて呟いた。

フェニ『......帰りますわよ...』

ウォルフ「うん」

ラピス『フェニさん、カニにお尻の毛を毟られた時といい、地味に災難ですね......』

フェニ『どうしてわたくしだけ、地味に......』

ラピス『フェニさん地味ですね......』

ウォルフ「フェニ、じみだね」

フェニ『それだとわたくしが地味みたいになりますわよ!?』

安全が確保されないために皆は足をそろえて寝床に帰ろうとした。
その時、物陰から鋭い音が聞こえてきた。

バチバチバチッ!

ウォルフ「うわっ!? ......な、何の音?」

フェニ『......気を付けてくださいまし。なにか、いますわ』

ラピス『お、進化した私の力の見せどころでしょうか』

一行が身構えていると、物陰からそれが姿を現した。
銀色の身体を持つそれはこちらに気づくと、口にくわえていた鉄線を火花を上げながら噛み千切り、その赤い目で睨みつけてきた。

RAT『ピピー、[[chu]]、ガガ、[squeak]』


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