【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【6頁目】
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210: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/12/26(日) 20:23:42.81 ID:k5h6RaX2o
陽乃「そんな体たらくで私の信頼を得られると思ってるの?」
杏「……久遠さん」
陽乃「みっともない」
杏「っ、ごほっ……けほっ、けほっ……」
壁のように立っている木の根に埋まっているような状態だった杏は、
陽乃に引っ張り出されて、血を吐き、荒々しく息をする。
片方の肺がつぶれたのか、
まともに呼吸が出来ず、息苦しそうに顔を顰める。
だがそれでも、陽乃は優しい言葉をかけたりはしない
陽乃「息をしなさい、目を開きなさい、震えながらでもその武器を握りしめて、あいつらに向け続けなさい。生きたいのならね」
杏「はっ……っ……ひゅっ……ぅ」
陽乃「戦えるの? 戦えないの?」
杏「たっ……たか……います……」
陽乃「なら一歩でも歩きなさい。自分の足で」
陽乃は杏を支えるのを止め、
そして、ふらついて倒れる杏をそのままに、先へと歩く。
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