【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです R-18の4巡目
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426: ◆Nq0wl2Ysns[sage saga]
2022/01/18(火) 00:42:30.37 ID:ur3X9v0Y0
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――



「…………えっ?」

目が覚めるとそこは……分からない。どうやら鉢巻みたいな布で目隠しをされているみたいで、僕は今いる場所が知っている場所なのか知らない場所なのかもわからなかった。

両手両足を動かそうとするがガチャガチャと金属の音が鳴るだけでピクリともしない、大の字で拘束されているみたいだ。

……そして、これは分かりたくなかったことだが僕は今……裸のようだった。下着を着るなんて許されずすっぽんぽんの生まれたばかりの状態をさらけ出していることになる。一体誰がこんなことをやったのか全く分からない……ハルエルさん辺りの仕業か?

「……!」

――ギィイイイイイ……。と、ゆっくりとドアが開く音がする。もしかしたらこの状況をどうにかしてくれるかもと思い全力で助けを求める。

「あ、あの! 誰か! 誰か助けて――」

「おはようワイズ、起きたんだね。睡眠薬なんて初めて使ったから不安だったけどよかった……」

えっ……?

耳を疑ったが間違いなくその声は僕の彼女ユウナの声だった。す、睡眠薬……?

「今、なんでこうなってるのか分かんないって思ってるでしょ。ごめんねワイズ、でも全部ワイズが悪いんだよ? ちゃんと二人を愛するって約束したのにドロシーとばーっかりイチャイチャして、しかもペアリスにばっかり鼻の下伸ばして……ねえ、もうぼくは……彼女じゃないの?」

普段のユウナからは考えられないような淡々とした話し方だった。目隠しをされて顔は分からないが冷たい目をしていることが脳内で簡単に予測できる。

ち、違う……! ぼ、僕はちゃんとユウナのことを……!

「違う? 違わないよワイズ。ワイズはもうぼくになんて飽きちゃったんだ……今はドロシーとかペアリスにお熱なんでしょ? ぼく、それに気づいちゃったとき悲しくて、寂しくて、泣きたくなっちゃって……だから、こんなことしちゃった」

ぴた、ぴた。と小さな足音がこちらに近づいてくるのが分かる。そして僕のお腹にユウナが乗っかったみたいだ。重さは、感じない。ユウナのお尻の感触と温もりだけ分かって、それが何より怖かった。

指先が、頬を撫でる。ユウナの呼吸が鼻先をくすぐる。

「ねえ、ゲームをしようよ。ワイズが大きな声を出したら負けのゲーム……一時間全力でぼくが責め立てるからそれワイズは必死に歯を食いしばってそれを我慢するの、ね? 簡単でしょ?」

「げ、ゲームって……」

「責め立てるって言うのは勿論……裸で拘束されてる時点でなんとなくわかるよね? ワイズはマゾだもんね、ドロシー相手には調子に乗ってるみたいだけど。ちゃーんと分からせてあげるからね、『僕は変態のマゾです』……って」

抑揚のない声だ。自分がユウナにこんな思いをさせていたのだと思うと涙が出そうになる。しかし、今はユウナを何とかしないと……!

「僕も勿論喋らないよ、下手に喋ってワイズに情報を与えたくないし……それに、ぼくだけを感じて欲しいんだ。ぼくの肌を、ぼくの温もりを、ぼくの息を、ぼくの身体を……改めてワイズには知って貰いたいんだ」

「…………も、もし。僕がその、ゲーム? に負けちゃったら……声を出しちゃったら、どうするの?」

「もしワイズが大きな声を出しちゃったら……そうだな。じゃあ……ワイズ以外の男の人と、エッチしちゃおうかな」


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