怪異探偵ソリィバレッタ「赤いドレスは血の先触れ」
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145:おれを ◆MVS19SfNUQ[sage saga]
2022/03/05(土) 11:47:01.55 ID:z8WhOIbA0
格子状の門は片方が外され、ずらして立てかけてあるので簡単に外へ出ることができる。
少し歩いてバレッタは足を止めた。
バレッタ「…ここまでですか」
足下は断崖になっており、見れば屋敷を囲んで円を描くように綺麗に地面が切り取られている。
その下には荒れた海が波立ち、海という割に生命の気配は感じることができない。
ぐるっと一周してみてもいいが、恐らく無駄だろうとバレッタは思った。
この歪で、虚ろで、誰もいない家こそが彼女の城なのだ。
でも結局いなかったね。ここ以外の帰る場所があるのかな?
今のバレッタは限りなく彼女に近い。
彼女にできることなら一度二度くらいは真似することができるだろう。
最後に見た彼女の姿を思い出しながら、この状態のできることを検索。
ここではない、どこかへ。粒のように…散って…
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