怪異探偵ソリィバレッタ「赤いドレスは血の先触れ」
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30:おれを ◆MVS19SfNUQ[sage saga]
2022/03/05(土) 03:49:28.36 ID:z8WhOIbA0
宙を舞う。空中を舞う。ふわりと浮く、気持ち悪い感覚。意図せず足が地面から離れる不安感。
…いつかに見えた、思い出す度、吐き気の込み上げる憎悪の記憶。

ドォッザアッ!ゴロンゴロンゴロ

「は…ぁ…っ」

ボディ的なダメージというよりも、メンタル的ダメージ。
己の腕力が通じず、また予想外の勢いで弾き飛ばされたショック。諸々が起き上がりを遅れさせる。

「あっ…くそ、油断したな…」ググッ…

いつもの声は聞こえない。かわりに上空から金属質な練れた太い声が降り注ぐ。

メタドラグ「恥じるな。育て上げ鍛え上げた胸部装甲プリズムジェム。その煌めきは何人たりとも損なえず、またあらゆる一切の破壊エネルギーをも通さぬよう磨き上げた」バサッバサッ

プリズムが得意気に鈍く瞬く。何とかは何とかに似るとはよく使われる言い回しだが、身体機能も持ち主にまた似るようだ。

メタドラグ「そしてそれは貴様の本当の力を考慮しても、ヒビひとつの陰りも見せぬということよ」バサッ、バサッ

「─何だと?」

メタドラグ「気づかんと思ったか?何の遊びかは知らんが、実力を隠して余に勝てると思わんことだ。おお、おお、妖しき炎のプリズムジェムよ!」バサッ、バサッ!

再びプリズムがきらめく。今度はより強く、より激しく。周囲が歪むほどに、より熱く。
羽ばたきは音を失い、今度は長く、更に長い、旋回を開始する。



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