怪異探偵ソリィバレッタ「赤いドレスは血の先触れ」
��
↓ ��
1- ��
覧 ��
板 ��
20
98:おれを ◆MVS19SfNUQ[sage saga]
2022/03/05(土) 10:30:21.81 ID:z8WhOIbA0
バサカロン「………」カコカコカコ…
闇に燃え盛る炎、虚しく乾くスクロール点滅の音。
電子媒体に記録するのは何度目かわからない景色といえど、機械の悪魔に喜びも怒りも嘆きもない。
当たり前に壊し、ただ当然に燃やす。
昔からの行いに、疑問も抵抗もない。
破壊と殺戮だけが彼の本質であり、彼にそれ以外は何もなかった。
─パルォオオオ…
バサカロン「……?」
ふと眩しさを感じ、見上げる。
幾度も星の数ほど世界を破壊してきたが、こんなことは初めてだ。
眩しさの先には、どこにでもあるような、ありふれた平和な風景が、ただぽっかりと浮かんでいた。
バサカロン「………」ズイ
シャボン玉のように浮かぶ町並み。バサカロンは景色に向かって何となくクローハンドを伸ばす。
すると、
ギュワッ
バサカロン「……!」
バサカロンの質量1700万トンの機体が浮き上がった。
違う、引っ張られている。風呂やプールの栓を抜くとお湯や水が抜けるように、シャボン玉の町へと向かってバサカロンの機体が吸い込まれる。
バサカロン「……」ゴォ──ッ
バスケットボールほどに小さく見えた景色は近付くにつれ現実的な実感を帯び、飛び込むように侵入を果たすと、そこは一つの世界だった。
バサカロン(………)
町並みを見下ろしふわりと降り立つバサカロン。
静かで平和で穏やかな、このぼんやりと眩しい景色のなかで、彼は──
193Res/155.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20