【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【7頁目】
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176: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2022/04/12(火) 23:48:25.62 ID:rpqpLtSmO

陽乃「だったらもっと強くなりなさい」

歌野「でも命は懸けるなって言うんでしょ?」

口を挟んできた歌野をひと睨みで黙らせて、陽乃は杏へと目を向ける。

杏達は、歌野と違ってそれほど重くなることはないはず。

だが、歌野であれば軽いものも杏達には重いものになる。

つまり、通常の力の使い方でさえ命懸けと言わざるを得ない。

陽乃「賭ける必要のないことに懸けるべきではないと思っているだけよ。懸けなければならないのなら、それは仕方がないことだわ」

歌野「く……陽乃さんってば、伊予島さんに甘くない?」

陽乃「貴女よりは、話が通じるからよ」

歌野「む……」

杏「強くなりたいです。なるつもりです……つもり、だったんですが」

陽乃「そう言えば、精霊についての進展はあったの?」

杏「さっぱりです。可能なら久遠さんにご一緒して戴きたかったんですが、そうもいきませんでしたし……」

杏までもがリタイアしてしまうという最悪の状況にまで陥ったこともあって、

訪れた大社の関係者に直訴をしては見たものの、検討するくらいしかできないという。

その手のことには陽乃が詳しいとは言ったが、

しかし、陽乃に頼る気は全くない様子だったと、杏は零す。


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