【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【7頁目】
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262: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2022/05/04(水) 00:51:41.47 ID:Fb4rA4G4O
陽乃「貴女の真意がどうであれ、その目で見たいと言うのならいいわ。来なさい」
ひなた「ありがとうございます」
陽乃「別に感謝されることじゃないわよ」
車は動いていないし、徒歩でどうにかしなければならないという点で苦労はするだろうが。
ひなたは恐らく、
九尾の加護によって樹海化状態での自由を手に入れているのであって、
陽乃の助力があろうとなかろうと自分で郡千景の実家に向かうことが可能だろう。
陽乃からの許可なんて不要で、感謝する必要もないはずなのにひなたは不思議と嬉しそうだった。
歌野「……私はこんな状態だから留守番してるわ」
陽乃「それが賢明だけど……何? 分からず屋って」
歌野「ごめんなさい。つい」
陽乃に知られると思い出して、内と外を統一した歌野の困った顔をひと睨みした陽乃は、
それでも追及はせずに、九尾の力を借りてベッドから降りる。
陽乃「時間もないだろうからさっさと行くわよ。私から離れないで頂戴」
ひなた「離れると、何かあるんですか?」
九尾が離れることで加護の効果が切れる可能性もあれば、
何らかの事故でひなたが戦場の方に放り込まれることになる可能性もある。
後者の場合、陽乃が一緒にいればひなたのそばにいるだろうから、何があってもその命は守れるはずだ。
歌野「……私も巫女だったら、守って貰えたのかしら」
陽乃「貴女、疲れてるんじゃないの? 寝てなさい」
珍しく心配そうな表情を浮かべる陽乃だったが、
歌野はそんな顔しないでとちょっぴり残念そうに笑いながら「そうするわ」と、枕に頭を落とした。
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