【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【7頁目】
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290: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2022/05/07(土) 20:42:06.95 ID:aeomgeKDo
陽乃「ひとまず、他のところも見てみましょ」
ひなた「他……って、置いていかないでくださいっ」
考える暇も与えてくれずに先に行ってしまう陽乃を慌てて追いかける。
別室ではなく、
郡家を出て道なりに歩いている陽乃の少し後ろを、ひなたは歩く。
ひなた「久遠さんどちらに……」
陽乃「郡さんの状況はある程度分かったから、他を見てみたいのよ」
ひなた「なるほど……侵攻によって被害が出ているご家庭もあるかもしれませんね」
陽乃「だからってどうするわけでもないわよ」
ひなたは何か期待しているのかもしれないが、
その家に対して何らかの施しを与えるわけではない。
死者をよみがえらせる――ことも、もしかしたら不可能ではないかもしれないけれど、
出来たとして、代償は相応のものだから魂が持っていかれることもあり得るし、
今は対話を出来る状況でもない。
あくまで、様子を見るだけだ。
陽乃「諏訪とは違って随分と余裕があるはずなのにね」
ひなた「……そうなんですか?」
陽乃「あっちは、もう限界が近かったわ。限界が近いからこそ、団結するしかなかったのかもしれないけど」
あるいは、勇者である白鳥歌野と、巫女の藤森水都の人徳がなせる業か。
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