【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【7頁目】
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348: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2022/05/14(土) 23:26:39.31 ID:5ubqe3wMo
陽乃「良いわ。かかってきなさい……」
九尾の力で痛みを誤魔化すことが出来たとしても、
流れ出て行く血は止められない。
遅かれ早かれ、このままいけば確実に死が待っていることだろう。
けれど、だからって安く食われてやる気はない。
無抵抗で食い物にされる気はない。
陽乃「どいつもこいつも……私を殺したがって……ほんと……」
それで殺されたくないって抵抗したら、人殺し人殺しって。
前から言われていたことではあるけれど、事実となった今はもう、嬉しそうに叫ばれる。
陽乃「……目障りだわ」
九尾の力をもってしても、食い破られた左腕は動かせない。
だからと言って、降参は無しだ。
陽乃「最後まで、付き合ってくれるんでしょ?」
陽乃はそう言って、向かってきた個体を右手で殴り飛ばす。
間髪入れずに向かってきた左右の個体を、
地面を転がって躱した陽乃は、飛びのいた隙を狙ってきた別の個体を蹴り飛ばして、
真正面から迫ってくる個体の口のような器官のわずかに上を叩き伏せる。
陽乃「ッ――」
地面に降り立った瞬間、横からの猛突進を受けて、吹っ飛ばされる。
それでもまだ、陽乃はふらりと立ち上がって、拳を握る。
陽乃「まだ、生きてるわよ……私……ほら。こっちに来なさいよ」
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