【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【7頁目】
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565: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2022/09/16(金) 23:30:24.33 ID:YtGxFXrx0
陽乃『乃木さんにしておきなさい』
ひなた『……っ』
陽乃が迷わずにそう切り返すと、
ひなたは少しばかり残念そうに眼を開いて、伏せる。
ひなたも歌野や水都と似たようなものだ。と、陽乃は思う。
千景の目的は陽乃の殺害だったから、
ひなたはそのついでに殺されかけただけで、
むしろ「陽乃のせいで巻き込まれた」と憤っても問題はないのに
戦力で見て、受けた恩を顧みて、それでひなたは力になりたがっている。
もっとも、ひなたがそんな性格ではないだろうと思ってはいるが。
陽乃『貴女が見出したのが私ならともかく、乃木さんなのだから。適性は明らかにそっちに向いているし、最後まで付き添ってあげるべきよ』
もし、陽乃と共に覚醒した巫女であったなら、
神様の力を使う代償にも耐えうるだけの素質があった可能性はある。
しかし、実際には、ひなたは陽乃ではなく若葉の巫女だ。
こんな世界になるまでは、顔見知りですらなかったくらいに他人だった。
その希薄な関係には、あまりにも荷が勝ちすぎている。
陽乃『貴女はただ巻き込まれただけなんだから。無意味な罪悪感を抱く必要はないのよ』
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