【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【7頁目】
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618: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2022/09/21(水) 00:14:17.35 ID:JX/bW33a0
ある程度体の自由を取り戻したと言っても、
松葉杖を使って自由に歩き回れるというほどではなく、仕方がなく車椅子に乗る。
九尾の力を借りて周囲の目をくらませながら、
ひなたの案内で病院を進み、杏のいる病室を目指した。
現在、暴走の心配のない杏と球子は同室、少し悪化しかけていた若葉と、完全に異変のおこっていた歌野は別室。
水都はさらに、また別の部屋を宛がわれているという話だ。
陽乃「私を伊予島さんのところに案内したら、乃木さんのところに言っていても大丈夫よ」
ひなた「大丈夫ですよ。仲違いしているわけではないので」
陽乃「場の空気を悪くされたくはないのよ」
今のところ、陽乃にことを荒立てるような思惑はない。
杏に対して厳しい物言いをするつもりもないし、単に、話があるからと言うだけだ。
ひなたがいた方が良いかもしれないけれど、
杏とあんまり……と言うのなら、無理に同席して貰う必要もなかった。
ひなた「……大丈夫です」
繰り返して答えるひなたの握る車椅子の持ち手が、小さな音を立てる。
陽乃は振り返ることもせずに「貴女が良いならいいけど」と、素っ気なく返した。
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