【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【7頁目】
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662: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2022/09/25(日) 23:56:06.42 ID:tOJm3ttM0
考えるべきことはたくさんある。
……沢山あるものの、今考えてもどうしようもないものばかりだ。
歌野と水都は聞きわけがないし、千景は消息不明、
バーテックスは向こうの出方次第で、母親に関しては大社の施設のどこか。
諏訪の件は現状、今のスタンスを変えるつもりはない。
そうして、陽乃は手持ち無沙汰だと無理矢理に切り替えて重い瞼を閉じる。
けれど休まるのは身体ばかりで、精神的にはさほど良くはならない。
心地よく眠ることが出来たのも、
良い夢が見られたと感じられたのも、
全ては世界が変わってしまう以前の話で、それ以降、陽乃は休まった覚えがなかった。
けれど、四六時中起きているというわけにもいかず、眠るしかなくて。
人の気配のない、病室。
けれど、どこかでは誰かの足音が響き、院内の放送らしきものが聞こえる。
それがもう少しだけ気を惹いて、寝かせずにいてくれるのかもしれないと思いながら、
陽乃は少しずつ、眠りに落ちていく。
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