866: ◆WEXKq961xY[saga]
2022/11/15(火) 22:45:05.01 ID:13ob7ULPo
アンスリウム「魔王様から離れてから、勇者に拾われてから…わたくしは、カジノタウンのカジノにおりました」
魔王「何だと。では、我らが滞在したことは」
アンスリウム「存じておりました。が、まだその時では無いかと思い」
魔王「」ゲシッ
アンスリウム「ぐえっ…で、ですが、賭け事に興じていたわけではございません。能力を活かして、客たちが怒り狂って暴れたりしないよう、平穏の維持に努めておりました」
魔王「それは、勇者の命令か」
アンスリウム「はい。勇者に付いて、他の場所も回っては、諍いの仲裁や山賊の討伐などを行っておりました」
アンスリウム「また…勇者には、魔族が暮らす街を造る考えもあったようです」
魔王「…ふん。奴の考えそうなことだ。一応、場所は聞いておこう」
アンスリウム「北の『凍傷湖』…リーズヴェルトが出土した辺りです」
魔王「愚かな。あの寒さに適応できる者が、どれほどいようか」
アンスリウム「それから、これはお伝えしておかないと…」
魔王「言え」
アンスリウム「…ツンドラ地帯の村に、暗黒騎士がおりました」
魔王「何だと!」ガシッ
アンスリウム「うげっ…た、確かに。鎧ではなく防寒着で全身を覆っておりましたが、あの気配は紛れもなく、暗黒騎士のそれ…戦災孤児の少年と、二人で暮らしているようでした」
魔王「西ではなく北であったか…!」
魔王「…これで全部か。シュヴァリエと暮らしているというその小僧については、何か知らぬか」
アンスリウム「いえ、わたくしも、遠目に見かけただけで…」
魔王「ふん。もう良い…」クルッ スタスタ…
アンスリウム「あのっ、わたくしはどうすれば」
魔王「勝手にせよ!」スタスタ…
1002Res/446.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20