233: ◆WEXKq961xY[saga]
2022/12/03(土) 22:20:46.05 ID:jgR7jpLlo
魔王「…まず、飛竜に関しては余の預かりではない。龍姫ザリファの預かりである。…村長、貴様が捕らえて売り飛ばそうとした龍人であるぞ」
村長「あっ、あいつが」
魔王「故に、奴の判断に任せる。…と言っても、既に復讐はせぬと聞いておるがな」
使者「…見逃す、と?」
魔王「魔族は狩るか狩られるか。ザリファは心得ておるのだ」
使者「では、国境侵犯に関しては陛下は関知せず、我々の裁きに委ねると」
村長「っ…!」ビクッ
魔王「…村長よ。余の顔を覚えておるか」
村長「なっ!? …し、知るわけが」
シュシュシュシュ…
オレク「これでどうだ?」
村長「…?」キョトン
オレク「…そうだ、アンスリウムの術で記憶を消しておったのだ。…これでどうだ」ビビッ
村長「…!! あっ、あの時の」
シュシュシュシュ…
魔王「いかにも。貴様らの獲物を逃したのが、余である。…裁くのであれば、余を呼べ」
使者「我が国での裁判には、関知しないのでは」
魔王「誰が関知しないと言った。グールが人を喰った。吸血鬼が女の血を吸い殺した。…竜狩りが竜を狩った。皆、同じことである。それを罪とするのは不愉快だ」
使者「…」
魔王「ときに、村長よ。飛竜を狩るのに、新しい弩を作ったと申したな」
村長「…」コクン
魔王「そいつを寄越せ。設計図だけでも良い。そうすれば、裁きの場に立ち会い、証言してやろう」
村長「ほ、本当に…?」
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