【安価】エロモンスターダンジョンクエスト
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519: ◆WEXKq961xY[saga]
2023/04/19(水) 22:14:22.07 ID:dfJfzuu7o
…
フワル「…」
カツラギ「フワル」
フワル「! 何でしょう」
カツラギが話しかけると、フワルはいつものように、じとっとした視線を向ける。これでも最初に比べると、だいぶ柔らかくなった方だ。
カツラギ「お前…昨日から、何か悩み事か?」
フワル「…」
するとフワルは、俯いた。
カツラギ「一人で抱え込むのは、身体に良くないぜ。俺じゃなくても、ミリィとかパペマにでも話した方が良いんじゃないか」
フワル「…カツラギさんが、そう言うなら」
フワルは顔を上げると、ぽつぽつと語り始めた。
フワル「わたし…最初、医者になりたかったんです。故郷の先生に弟子入りして、医術を学んでました」
カツラギ「ああ。確かにお前、治癒魔術使いの割に縫いたがるよな」
フワル「齧っただけですけど。…でも世の中には、わたしが思っていた何倍も、病んでいる人がいて、自分の全ての時間を捧げても全く足りなくて。そして力が至らないと、責められて。1週間、飲まず食わず寝ずで診療所の仕事を続けてたら…わたしが、病んじゃって」
フワルは、自嘲気味に笑った。
フワル「もう、わたしは人の役に立つことは無いんだって思って…何もやる気が出ないところを、パペマちゃんに声を掛けてもらって、一緒に冒険者になることになって」
カツラギ「…」
フワル「適当に、お金稼いで生きていけば良いやって思ってたけど…適当って、難しいんですね。やっぱり、医者を目指した頃の気持ちが、捨てきれなくて…」
カツラギ「また、医者になるのか?」
するとフワルは、首を横に振った。
フワル「あの…内緒にしてくださいね?」
フワルが取り出したのは…アスモダイの聖書であった。
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