917: ◆WEXKq961xY[saga]
2023/05/04(木) 20:13:13.42 ID:R+ivz/gwo
…
カツラギ「…フレイとは、どんな感じで別れたんだ?」
温めた干し肉を齧りながら、カツラギがふと尋ねた。
ルイン「別に。元から短期間の約束で、目的を果たしたからここを去るって言われて、それでおしまい」
ミリィ「何だか寂しいわね。少しは仲良くなった?」
ルイン「まあ、話しやすい人ではあった。超が付く真面目で、たまに生まれが出ちゃう時があったけど」
フワル「生まれが…?」
ルイン「とある名家の生まれらしいわ。両親は慈善活動のためにずっと家を空けていて、妹と一緒に乳母に育てられた。上に立つ者として育てられたから、仲間の力を当然のように自分のものとして振るうし、誰が何をやらかしても自分が責任を負う」
そこで、可笑しそうに喉を鳴らした。
ルイン「…酒場で、あなた達を個室に呼び込んだでしょ。あの部屋を使えたのは、私のギルドランクのおかげ。彼女のランクは、あの時点で5。個別のテーブルは使えても、個室までは使えないわ」
フワル「全く気付きませんでした…」
ルイン「それから、知識もだいぶ偏ってたわ。帝王学は知っていても…子供の作り方は知らない」
カツラギ「! …」
ルイン「赤ちゃんは、コウノトリが運んでくるって未だに信じてるみたい。ずっと一人で旅をしていれば、言い寄ってくる男の一人や二人いたでしょうに…」
カツラギ「全部、蹴散らしたんだろうな…ははっ」
ルイン「そうね。…でも」
不意に、切れ長の目を更に細め、ぼそっと呟いた。
ルイン「…名家の娘なら、子供の作り方は知っておかないといけないはず。それを、頑なに教えないなんて…教育係が、何か悪いことを考えたのかも知れないわね」
カツラギ「…」
急にきな臭い流れになり、カツラギは思わず閉口した。ルインはふっと息を吐くと、葡萄酒を一口飲んで言った。
ルイン「…まあ、もう関係ない話ね。もう寝ましょ。私、カツラギ、狸、ミリィが交代で夜警をする」
クララ「…うん? うちも…?」
ルイン「パペマとフワルも、すぐに魔術を使えるようにしておいて。特に、フワル」
フワル「はいっ」
ルイン「折角買った装備、着ておかないと意味がないわ」
フワル「! …は、はい…///」
安価下コンマ
01 夜討ちだと、卑怯な!
02〜10 ゴブリンだ!
11〜60 フワル「あ、あの…」
61〜90 パペマ&クララ「「カツラギ!」」
91〜00 ルイン「じゃあ、今のうちに」
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