11: ◆m3eT9sbstgM1[saga]
2023/07/05(水) 14:11:43.91 ID:8okODwdOO
「これが『オレ』の姿か…」
ごちゃごちゃと物が置かれた場所ーー歴代の記憶から人間がいらなくなったものを捨てる場所ーーゴミ捨て場にあった鏡であなたは自分の姿を眼にする。
大きめのボールーーサッカーボールくらいの体躯に短い手足がつき、背中には小鳥のような羽がついて浮いていた。
しかし、羽を動かすことはなく、浮いているのだ。
見ようによっては猫にも犬にも、ハムスターにも見える。
人間が好む小動物の特徴を持ち合わせている姿だった。
「む…?」
その時、ゴミ捨て場に一台のトラックーーゴミ集積車が到着し、二人の中年男性が降りてくる。が、貴方に構わず、そもそも気づかずに通り過ぎた。
あなたは魔法少女の素養があるものしか感じられない。
しばらく、ゴミを集める様子を見ていたあなただが、
「こうか?」
ふわりとあなたは光に包まれ、そこには青年がいた。
中肉中背、少しばかり筋肉が備わった青年だった。
Tシャツにジーパン姿の、特徴のない青年。
これはあなたが人間に擬態する姿だった。
「あれ?お兄ちゃん、今からゴミ出しかい?」
作業員があなたに気がつき、声をかける。
この姿の時は普通の人間にも捉えることができるのだ。
なんでも、とそばを離れる。
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