【安価・コンマ】エロモンスターダンジョンクエスト・3
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653: ◆WEXKq961xY[saga]
2023/12/22(金) 22:15:56.99 ID:gu+tajR0o


 あばら家の裏に、一本の木が立っていた。その根本に、土を掘り起こした後があった。
 その前に跪くと、フワルはぽつりと言った。

フワル「…きちんとした師に付いて、分かったことがあります。魔術の道は、習い始めは簡単で、どんどんできることが増えていく…でも、その歩みは瞬く間に重くなり、遂には一歩進むまでに、10年も20年も掛かるようになる」

エリーゼ「だからこそ、人が少しでも魔術の理解を進めるために、弟子を取り、知識を受け継いでいく」

フワル「先生が、あなたをカツラギさんに預けたり、ミリィさんの弟子入りを拒んだのは…お二人が、既に魔術において、これ以上は容易く進めない位置まで来ていたからだと思います。一つ、魔術の理解を進める前に、自身の命が尽きてしまうことを、よく分かっておられたんでしょう」

エリーゼ「…」

 文字の一つもない、立木の墓標の前で、エリーゼは目を閉じて祈る。
 フワルも、輝く杖を握ったまま目を閉じた。



エリーゼ「…行きましょ」

 エリーゼは目を開け、立ち上がった。

フワル「そうですね」

エリーゼ「…ありがとう。やっと、気持ちの整理が付いたわ」

フワル「私も、またここに来れて良かったです。…」

 フワルも立ち上がり、辺りを見回して、言った。

フワル「…草むしりでもして行きましょうか」

エリーゼ「そうね…」




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