【R-18】こんな仕事ばっかりでごめんな【安価】
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972: ◆WEXKq961xY[saga]
2025/02/02(日) 22:35:19.55 ID:j+3H2lCCO
一先ず、忍の住むマンションに向けて車を走らせながら、言った。
「そんな、役得したくてプロデューサーやってるんじゃない。俺は純粋に」
忍「でも、アイリセンパイと付き合ってるんでしょ?」
「…」
忍「隠したいのは分かりますけど…無理っしょ。下のスタジオで個撮してる時もイチャイチャしてたし」
「…ごめん。隠してて。でも、結婚を前提に、真剣に付き合ってるんだ。だから、忍とは」
忍「最終的にアイリセンパイとくっつけば、途中は良いじゃないすか。アイリセンパイだって、ウチだって、どうせ仕事で知らん男に裸見られて、触られて、多分どっかでヤラされるんだから。プロデューサーだけ我慢すること無いって。…ね、味見しましょ?」
座席越しに、俺の耳元に口を寄せ、囁く。
忍「…アナタが作った、ウチだよ? 気になるでしょ?」
「…」
俺は、ハンドルを握る手に力を込めた。
…
忍「っす、じゃ、また後で」
マンションの前に忍を下ろすと…俺は、大きく迂回してから、裏にあるタワーパーキングに車を入れた。ゴンドラでタワーに吸い込まれていく車を眺めながら、久しぶりにポケットからタバコを取り出し、咥えて火を付けた。
「…ふぅ」
マンション入り口近くの植え込みの陰に、カメラを構えた男が潜んでいた。忍を張っているのだろう。わざと見えるように車から下ろし、黙って遠ざかったから、望む画が得られず、じきにいなくなるはずだ。
1本目のタバコが尽きたところで、燃え殻を携帯灰皿に詰めて歩き出した。マンションの前には、もう誰もいなかった。
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