『FGO』風魔小太郎「『対魔忍』ですか……」『対魔忍RPG』
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522:ノベルドーパント[saga]
2024/06/30(日) 15:11:20.21 ID:DS+RbngX0

小太郎「うーん……」

学園の地下にある図書館で、ボクは一人唸っていました。目の前には掻き集めてきたこの世界の忍術や忍法の資料が山積みになっています。何を調べているかって? 僕がこの世界に『転生召喚(仮称)』された秘密を探っているんです。

父上と信長公という前例が既にあるということは、この世界と僕達の世界は何らかの繋がりがあると見てほぼ間違いありません。そして、異文帯でも無ければ特異点でも無い、人理が許容する普通の世界……。(いや、異文帯になりかけてるんじゃないかと僕は疑っているんですが)果たして、術者は誰なのか。

恐らく父上では無い……あの豪快勝つ快活な……それこそ、信長公を思わせるお人が、そんな真似をするとは思えない。と、なると僕がまだ小さいときに息を引き取った母上か? それともふうま八将の家の内の誰かか? あるいは、今の僕が知らない、全く想像も付かない人なのか……。

そんな訳で、まずはそれらしき忍法や忍術がないか調べようとしていたんですが……。


小太郎「……見つかりませんねぇ、どうも」

それっぽい忍法や忍術なら見つかるんですが、それだと僕や信長公がカルデアでの記憶を所持しているのが変です。


小太郎「んんん〜〜〜〜っっっ!」

僕は呻きながら両手を挙げて大きく伸びをしました。……流石に長時間の読書は眼に堪えますね。ついでに首のストレッチも──!?


図書子さん「…………」

視界の隅に、チラリと彼女が見えました。図書室の図書子さん。──決して気づかれない様に、身体をそちらへと向けます。……やはり、彼女は『ここ』でしか見かけない。彼女はいつもの様に本棚の側で、本を広げています。……ついさっきまではいなかった。気配すら感じ取れませんでした。『いきなりそこに現われた』と表現するのが1番正しいでしょう。

……まるで図書室に現われる幽霊のようにすら思えますが、僕には彼女が普通の人間にしか見えませ……!?


小太郎「消えた……!?」

まさか、本当に人間では無い類いの物なのでしょうか。僕の直感ですが、人に危害を加える類いのそれでは無いと思いますし、もし本当に幽霊だったら安らかに成仏して欲しい物です。……『僕の秘密を知っているんじゃないか』という疑惑が無ければ、の話ではありますが。


孤路(……ばぁ)

小太郎「うおっ!?」

孤路(えへへ……ふうまくんでもそんな声を出す事、あるんだね。……それにしても君が私が近づいている事に今の今まで気付いて無かったって珍しい事もあるねぇ。……なにかあった?)

蚊の鳴く様な小さな声で、孤路殿は喋ります。そして僕の隣の席に腰を降ろしました。……相変わらず、独特のリズムを持っている人ですね。そこが可愛いんですけど。


孤路(私ね、これでも不満が溜まってるんだよ?)

唐突に、孤路殿が言います。「何がですか?」と僕が返すと


孤路(秘密の房術の授業にも呼ばれなかったし、鹿之助くんに君の童貞と処女を奪われちゃった……。処女には興味無いけど、童貞は私が捨てさせたかったのになぁ……)

小太郎「……もうそこまで話しが広まっているんですか……」

孤路(君に好意を抱いている女の子達には速攻で広まったよ?)

……まぁやむを得ません。いずれバレる事だと思ってましたし、何より隠し続けると後が恐ろしいですからね。


孤路(だからこれは私なりのアピール。──はい)

孤路殿は鞄から水筒を取り出すと、中にあったコーヒーを水筒のコップに注ぎます。


小太郎(……図書室は飲食禁止では?)

孤路(生徒会特権を発動します)

何て都合のいい人だ。けど、好意を無視する事も躊躇われますし、ここは素直に頂くとしましょう。孤路先輩の趣味なのか、それとも『糖分を頭に補給しろ』という意味がこもっているのか、コーヒーはかなり甘く感じられました。その突き抜ける様な甘さが、あの時は心地よかったです。


小太郎(ごちそうさまでした。美味しかったです)

孤路(……何を調べているかは分からないけど、無理は禁物だよ? 蛇子ちゃんもなおちゃんも心配してる)

小太郎(ああ、なお殿ですか。確か彼女との関係は>>523)


高コンマ程好意を抱かれている。補正+50




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