2:名無しNIPPER[saga]
2024/12/15(日) 00:57:45.37 ID:OxD0oPSLO
「ぐぁあ!……意識が……」
アンドラスは憎々しい視線を勇者に注ぐ。その視線を真正面から受け止め勇者は言葉を続けた。
「ハーレム婚が許されるからな!!」
「……?!…ハレ……なんだと?」
「複数の妻を持てるってことだ!平民の出である俺にそんな王族だけの特例が適用されるのは勇者であるが故!」
「そ、それは…ワシの城に貴様と共に乗り込み、現在配下と戦ってる三人の女共のことか……!?」
「そうだ。お前を倒したことで…ゲホ…俺は誰の文句もなくあの三人と結婚できる。だがそれだけじゃない」
勇者は興奮に握り拳を震わせながら死に際のアンドラスとの会話を続ける。
「俺はいずれ両手で数えきれないだけのハーレムを作り上げる!遊びと食事とセックスだけで循環する生活を送る!それが俺の野望だ。人々にのせられただけで自分の命を危険に晒すほどお人好しじゃないんだよ!」
「ぐおおおお……な、なるほどな…!品性下劣!だが…!魔物的には共感はできる…!」
「ヘヘヘ…今までは三人ともファンとか追っかけがいたからな…他の人に見つからないように宿では交われなかったが…首級を上げればもう堂々と我が妻だと宣言できるぜ!股ぐらがいきり立つのを抑えられねえなぁ…!さらばだアンドラス!」
身体の半分が消滅し、意識も消え始めたアンドラス。だが彼の最後の魔力の使い道は決まった。
「馬鹿め!ソロモン72柱が只で消え失せると思うか!勇者の精神を追い詰め、最後の最後まで我が軍の為動くものだ。キエエイ!」
指先から稲妻が放たれ勇者に直撃する!これまでの戦いで経験したこともない速度に反応できなかったが、ダメージは感じられなかった。
「ぐあ…これはなんだ…!!」
「く、くくく……無害故に回避不能よ……この…魔法は………」
「ワシは…ここまでだが……………貴様の野望の邪魔をしてやろう」
「まさか!?うおお……こ、これは…!?身体が……!」
「そ、そうだ……ご自慢の股ぐらはどうだ……ふ、フハハハ………」
「…………」
「か、身体が縮む…!それだけじゃねえ…!」
アンドラスは高笑いしながら消滅した。勇者に呪いの魔法を残して。
「があああ……お、俺の魔羅が…チンポが…!?まさか……消え……ぐ………っ」
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