625: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/01/17(金) 14:05:21.94 ID:3j4hZc3xO
リラ「おいおい見ろよ」
レン「あれ全部魔物か!」
三人の勇者が城壁の上から魔族領を俯瞰する。下級の魔物が中心で構成されているが、ものすごい数の軍勢がこちらの領地に向けて迫ってきているのだ。
リラ「そんなに強そうなのは居ないが、あれだけ多いとなぁ。にいちゃん、国王軍は揃ってるのか」
バート「はい、騎士団長の指揮のもと、陣形が整い討伐に出ます。衝突予定場所は領境です」
ブガッティの家臣だった細マッチョ黒髪オールバックのバートはブガッティの没落にともない、一兵士に身をおとしていた。しかしその実力から期待のホープと呼ばれ、一小隊を任されるまでになっていた。
シトリー「冒険者に出陣義務はないけど、勇者パーティは別だからね。リラ嬢、レ…レーン嬢、メンバーは集まっているかい」
リラ「問題なし!いつでもこいよ」
レン「こっちもだ!えーーと、ただレンがほら、遠征してるからそれは仕方ないよな、バート」
バート「はい。レン様が居られなくてもパーティの方々が共に闘ってくださるならば心強いですね」
王国直属の占星術者の魔法により、このスタンピードは早い段階で予見されていた。アップル王国の体勢は整い闘いに憂いなし。その様子を上空から眺めているのは小柄でオッドアイと金髪が特徴的な少年!
メフィスト「人類も侮れないなぁ。ちょっと分がわるいかも。まあどっちが勝ってもいいんだけどさ」
その正体は実体を持たない魔物、1億年以上を楽しみを求めて漂ってきたガス生命体だった。メフィストフェレスの名で伝説となるほどに達者な口舌で他者を破滅させることに喜びを覚える邪悪存在である。
メフィスト「ふうん勇者レンはいないのか、まあとはいえ勇者二人もいればヤバイんだけど」
メフィスト「はーーー……ボクリーダーはダメでしょ、死なないんだから。自分が死なないなら魔物が勝とうと人が勝とうと興味ないもん。そもそも力はクソザコだしボク」
この暴動の黒幕もこのメフィストフェレスである。魔王と呼ばれるこの大陸のトップに君臨する魔物に、三人の勇者が魔物領地を侵略しにくるとデマの報告。アップル王国の三勇者は、魔族の間でも好戦的だと知名度が高い。事態を重く見た魔王の鶴の一声によるスタンピードが決定したのだ。
メフィスト「でも流石は魔王、半分くらい信じてなかったな〜っ。だから戦力も代わりのきく下級、中級が多いし。あははは。ボクは闘えない、配下は下級が多い、ってなると魔王から今回ボクの下につくようにいわれた魔物かわいそ」
レン達が城壁を離れると、メフィストも自軍のNo.2。魔王幹部の元に戻っていった。
1002Res/835.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20