730: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/01/23(木) 00:03:43.94 ID:SSxiVSre0
セピア「むう…」
黄色いスライムが必死な動きでメアの身体に戻っていく。膣内に入り、30秒もすれば魂の死んでいるメアの肉体の主導権を得た。
メア「はあ、はあ、はあ。このボケが〜っ勇者パーティって本当無理だわ……っ」
リラ「ぜえ、ひい……痛…………」
シトリー「だ、大丈夫かリラ嬢っ」
リラ「あー……かかか。ざまーみろ…」
メアの肉体は先刻の上級炎魔法発動により魔力切れで身体が重い。その上バトルマスターにストーキングされている暗黒物件なのだ。しかし無力なスライムのままでいるよりはメアの肉体の方がまだマシである。
メア「はあ、はあ。セピアさんコイツらは殺してしまった方がいいわ〜このタフなメンタルでどんな悪巧みをするかわからないもの」
セピア「そうですね。血肉を地面に染み込ませ、死んだ家族の慰めにしましょう」
矢をつがえようとした時。森の奥から物音がする。セピアの家族の魔物ではない。
セピア「ふ、なるほど……来ましたね」
メア「え、まさか……勇者?」
セピア「そうです。旋風の勇者、そして援軍に紅蓮の女勇者と来たら、やはり次に送り込まれるのも勇者でしょう。唯一の男勇者にして始まりの勇者レンです」
物音がした方向に弓を構えるセピア。そして物陰から現れたのは、ボロボロの布を身に纏った小柄な女性だった。
セピア「む………勇者ではない」
「あっ、ひ、ひと……人だぁ」
「う、うう……わ、私…………魔族に連れていかれて……ひ、必死に逃げてきたんです…」
その小柄な少女は目に涙を溜め、安堵したようにセピアたちに近寄る。相手が魔王軍幹部だとも知らずに。
リラ「……」
シトリー「……」
メア「ははーん。魔物の苗床になりかけた村の娘ね。ほほほセピアさん。あなたの画策したスタンピードでこんな犠牲者も出てるわけだけど。いかが?」
セピア「人間の女子供がどうなろうと、全ては家族の安寧の贄となります。どうということはない」
「う、うう。……エルフのお姉さん。助けて。え、あれ……」
「こ、この人たちって勇者様の……な、なんでこんな姿に……う、うあ」
シトリーとリラの姿を見た少女が驚愕する。このエルフも人類の敵なのだと理解し、絶望した顔を見せた。セピアは無感情に魔矢を作り出しつがえる。
セピア「せめて苦しまずに死になさい」
「いいやテメーに死んで貰う!」
セピア メア「えっ」
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