【R-18】こんな仕事ばっかりで本当にごめんな【安価】
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302: ◆WEXKq961xY[saga]
2025/03/21(金) 23:54:41.27 ID:t9G1d7MDo
X社長「上総千景ちゃん、XXプロ合格おめでとう!」

パチパチパチ…

 社長はじめ、数人のスタッフに、先輩モデルが拍手をした。彼らの集まる会議室の真ん中には、長テーブルが集められ、お菓子やジュースが置かれている。小規模な事務所の、ささやかな歓迎パーティといった趣だ。
 拍手をする社長の隣で、千景は作り笑いを浮かべていた。

千景「…」ニコ

 結局、FFプロに所属することはできなかった。他の事務所にも応募したが、この事務所だけが採用してくれた。
 この、XXプロなる芸能事務所は、調べても実績らしい実績が出てこなかった。あまり更新されていなさそうなホームページで、何とか所属モデルを見ることはできたが、知っている名前は無かった。
 それでも、仕事が得られれば。というか、現場に出ることができれば。他の事務所のスタッフにアピールして、すぐにも移籍できれば…

社長「それじゃ、乾杯!」

「「「かんぱーい!」」」

千景「…! 乾杯…」

 我に返って、紙コップを掲げた千景に、一人のモデルが歩いてきた。

A「千景ちゃん、こんにちは」

千景「どうも。上総千景です。これからよろしくお願いします」

 淀みなく言ってのけた千景に、彼女は薄ら笑いを浮かべた。

A「千景ちゃん、FFプロ受けたんだって?」

千景「! …はい、落ちましたけど」

A「あそこのモデルには会った? っていうか、藤代アイリには?」

千景「会ってません。お会いできるなら、したかったですけど」

A「あー、そう? …実はあたし、アイリの学校の友達でね。あの娘がモデルになったのも、あたしが勧めたからなんだよね」

千景「ええっ、そうなんですか?」

 確かに、インタビューによると藤代アイリは、専門学校の友人に勧められてモデルに応募したらしい。ただ、媒体によっては口車に乗せられた、とか、悪いものでは騙された、とまで書いてある。

A「…まあ、んふ…こっち来て、良かったと思うよ? ふふ…」

 …どうやら、後者が正しいようだ。


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